先日、冥王星が太陽系から無くなるというニュースが報道されました。「えっ！冥王星が消えてしまうのか！」と一瞬思われた方も多数おられたのではないでしょうか？実は私もその一人で、冥王星が何らかの自然の働きで消滅するのか！と見出しだけを見て想像してしまいました。ご承知の通り、冥王星が太陽系から無くなくなるといっても、惑星から矮小惑星というものに格下げになったということなのですが・・・
この冥王星問題に対し遺憾の意を表明した有名人がいた事をご存知でしょうか？その有名人とはディズニーランドに住む七人の小人です。七人の小人の声明の骨子は「冥王星を太陽系の仲間から除外するならば、僕たち七人の小人の仲間に入れてあげる。」というものです。これは冥王星の英語名が「プルート」（あの世界一有名なネズミに飼われている犬の名前です。）とういことで、ディズニー流のユーモアで出した声明なのでしょう。
まあこれだけ話題にされた冥王星の気分を聞いてみたいものだと思いますが、我々人間が地上でどんな勝手な意見を述べようが、夜空に瞬く星は悠然と輝くのみ、人間のちっぽけさを改めて知らされる思いが致します。
宗教というものは、神と呼ばれる絶対者に我々人間が対することにより、人間の無力さを知り、日々を反省せしめ、人間性の向上に努めさせるものであろうと思います。
宗教の中でも佛教は、自然万物が協調して支えあう世界に不思議を感じ、自分自身が生かされていることに感謝するという教えをもっています。私たちが食事の際に「頂きます」というのも佛教の教えに基づいています。
「頂きます。ご馳走様。」至極当たり前の言葉ですが、この当たり前の言葉が心から言える子供の心を育むということが、私達中央幼稚園の念願であります。