日常の生活の中で「一人で出来ない事でも、二人なら出来る。二人では出来ない事も、大勢なら出来る。」という経験が誰にでもあると思います。
先月末に行われた運動会に向けての練習の中で、子供達が【同事協力】の精神を学ぶ機会が多々あったように感じます。
最初は見様見真似で練習に参加していた子供達も練習を重ねる毎に、競う面白さや楽しさを感じるようになってきました。そして年長児の練習を見て、意欲や興味を高める姿も見られました。この様な経験も立派な同事協力です。
年長組では、鼓笛隊の演奏の練習を頑張ってきました。一人では何の曲を演奏しているか分からない状態が、他のパートと合わせる事で少しずつ形になってきました。練習を重ね、全員で初めて合わせた時、子供達は自分の演奏をする事だけに夢中になってしまい、まとまりのない仕上がりになってしまいました。教師が良い演奏にするにはどうすれば良いか子供達に問うと、「お友達の音も良く聞く。」
「皆で頑張る。」等の答えが返ってきました。全員で心を一つにする事の大切さを学ぶ良い機会となりました。そして全員で一つの目標に向かって努力し、完成した時の充実感は計り知れないものだった事でしょう。又、練習を通して子供達同士の絆も深まった事と思います。
早いもので年度としても後半に入りました。一日一日を大切に、次の大きな行事であるお遊戯会に向けて、今回培った「同事協力」の精神を更に養えるように配慮していきたいと思います。 |