人と人との出会いは、挨拶から始まります。仏教での挨拶は、手を合わせる「合掌」で行います。
「右は神仏 左は人間、合わせて合掌 右は自分 左は他人、合わせて一つの心」とありますように、一般には、右手は仏様、左手は衆生つまり、私達人間を表し、その両方が一つになる事姿が合掌と考えられます。
ところで皆さんは、挨拶をするという事を意識しながら日々生活をしていますか?
合掌するということは、相手の意志を静かに聞く姿勢につながり、このことは相手を思いやる事になります。
幼稚園での生活の中でも、子供達は、お友達や教師と手を合わせて、挨拶をします。子供達は、元気良く挨拶をする事を心掛け、いつも周りを元気で温かな気持ちにしてくれます。又、相手を思いやる気持ちや、感謝の気持ちを忘れずに日々過ごしています。
これからも、自然に手を合わせる機会を持てるように配慮したり、保育者自らが意識して合掌を心掛ける事が大切かと思います。
幼稚園のみんなも自分自身を大切にすると共に相手を思いやることが出来るといいですね。また、常に感謝の気持ちを忘れずにいましょう。
園は、子供達にとっての初めての社会です。その中で、人のお話を素直に聞く、という練習は、社会性を養う第一歩です。その為にもまず、大人が日常生活の中で、保育者が日々の保育の中で、良いお手本を示し、それを自然に子供達が真似ていくように感化誘導していく事が、最も大切なことではないでしょうか。
皆さんも年度初めに今一度、自己を振り返るのも良いのではないでしょうか。
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