この地球上には、私達人間を始めとした多くの命が共存しています。当り前の事ですが、どんなに小さな虫達にも、道端にただ咲いている植物にも大切な命があります。
幼稚園では五月に年長児はトマト、年中少児はアサガオを栽培し始めました。毎日の戸外遊びで子供達は自分達の鉢植えがどのように成長しているか期待を持ちながら見に行く姿が見られます。前日よりも成長が見られると満面の笑みで教師に報告したり、友達同士で喜び合う姿が見られるようになりました。成長の過程を自分の目で確かめる事で生命力の強さを感じる事でしょう。
育っていく命を感じる反面、私達の生活の中ではもう一つ命の大切さについて感じ、感謝しなければいけない事があります。それは食事です。なぜなら私達は他の動植物の命を頂いているからです。そのようにする事で自らの命を維持しています。幼稚園では食事の前に手を合わせて「いただきます」の挨拶をします。これは動植物に対して感謝の気持ちを表しています。
先日の朝礼で、園長先生からこの話がありました。子供達は真剣に話を聞き、自ら「ご飯を残したら勿体無いんだね。」「牛さん達の命を僕らは食べているんだね。」と子供たちなりに生
命尊重の気持ちを抱いたようでした。
是非この機会にご家庭でも命の大切さを話し合って頂きたいものです。幼稚園でも今後も園生活の中で、生きものを大切にする気持ちを培っていけるよう配慮していきたいと思います。
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