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おさなご 3月号 平成22年4月更新

ご卒園ご進級おめでとうございます

 
 境内の梅が咲き始めました。春ですね。

  保護者各位におかれましては、お子様方の小学校入学、そして進級にと喜び多い春をお迎えの事と存じます。

 東園寺の本山である京都妙心寺は花園法皇の命により、関山慧玄禅師を開山に迎え建立された寺です。花園法皇は深く仏教に帰依され、天台宗の円観和上に付き得度、さらには大徳寺の開山大燈国師に付き禅の修行をなさいました。

 様々な学問にも精通なされ、法皇の兄の子息である量仁(かずひと)親王(のちの光厳天皇)の教育を任されたこともありました。花園法皇が量仁親王の為に訓戒を記した書に、『誡太子書』があります。

 この中で、花園法皇は親王に対し、「太子は宮中で大きくなり、人民の労苦を知らない。豪奢な衣服を着て、その衣服を縫ってくれた者の労を知らず、贅沢な食事に飽きて、農家の人々の艱難を見ることも無い。未だ国に対し功績を上げてもいないのに古人の残した功業によって王侯の上に立つことを、自ら愧じなさい。」という意味の事を訓戒し、さらには温柔敦厚(おんじゅうとんこう=奇を求めず誠実にものごとを行うこと)を旨とする事を教えています。

 私は中世という時代の権力者にこのような概念があったことを驚くとともに日本人として誇りに思います。私達は先祖代々の努力の積み重ね、そしてその先祖を生かし、我々をも育んでいる大地や自然の恵みによって生かされています。先ずは謙虚に自省し精進したいものです。

 保護者各位におかれましては、入学進級に当たっては喜びと同時に不安も御有りの事かと存じます。是非お子様に事を信じ、親として親らしくお子様方を育んで頂きますようお願い申し上げます。末筆となりますが、本園に対するご協力とご理解に心より感謝申し上げます。
園長 千坂成也
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