早いもので一学期も終盤を迎えます。入園当初は、自分の事だけで精一杯だった子供達。今では、困っている友達を見て手助けしたり、優しく声を掛ける姿が見られる様になりました。保育者から「してもらう」事の多かった子供達も、「与える喜び」を感じ、集団生活の場で思いやりの気持ちが育っています。
今月の目標は布施奉仕です。子供達が行う、お当番活動もその一環となります。初めは、保育者のする姿を見て自分も取り組んでみようとする気持ちが芽生え、出来た時の喜びと同時に「ありがとう」と応えてもらう喜びがあるのです。子供達は自分の順番がくるのを楽しみにし、最後まで責任感を持ち取り組む姿が見られます。
子供達は時には喧嘩をし、また仲直りをしながら相手の気持ちを考えたり、自分がした事で相手が喜ぶ気持ちを知り、子供達なりに仏教精神を学んでいるのです。御家庭でも、お子様の優しさに触れた時には、嬉しい気持ちを伝え沢山褒めてあげて下さい。
いよいよ夏休みが始まります。長期休みの間、「お手伝い」や目標を持ち過ごす事で、大切な家族の一員としての存在感や責任感も育まれます。
夏休み明け、一段と成長した子供達に会えるのを楽しみにしています。 |