今月の仏教目標である「忍辱持久」とはお釈迦様の教えを知り、それに少しでも近付くように努力する事によって、毎日の生活を充実させよう、というものです。

　この1年間「おさなご」を通してお釈迦様の教えを紹介してきました。例えば、入園・進級当初の4月の目標は「合掌聞法」でした。沢山の新しい友達と出会う、4月は挨拶をする事や相手を敬い、話を静かに聞く事の大切さを説いています。又、運動会のあった10月の目標は、1人では出来ない事も、みんなで助け合う事で出来るようになるという「同事協力」でした。

　この1年を思い返すと、日々の生活を通して子供達は知らず知らずのうちに学んでいる事に気が付きます。勿論、学んでもそれらを活かし応用していく力を付けていかなければ意味がありません。

　もし、生活の中で壁にぶち当たっても教えを活かす良い機会と捉えれば、後に自分の大きな力になる事でしょう。それは子供達も大人も同じですね。幼稚園でも子供達同士で教え合ったり、自ら気付けるような環境作りを続けていきたいと思います。そして心も体も豊かに成長していって欲しいと思います。