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涅槃会 |
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保護者の方々におかれましては、日頃のより当園の保育活動に対しご理解ご協力を賜り御礼申し上げます。この度、風邪及びインフルエンザを発症した全園児数の二割を超えましたので、臨時休園、さらに参観日も延期させて頂くこととなりました。当園では教室の加湿や手の消毒等、当園なりの風邪やインフルエンザ対策を行ってまいりましたが、このような事態に陥りました事を心よりお詫び申し上げます。今後はこれまで以上に園内での園児の健康管理に配慮致す所存でございますので何卒ご寛恕賜りますようお願い申し上げます。保護者の各位におかれましても、お子様の体調が優れない際には、無理をせず自宅にて静養して頂き、充分に体力が回復してから登園させて頂きますようご協力をお願い致します。
さて、2月15日は涅槃会、お釈迦様のご命日とされる日です。お釈迦様の死の様子を画いた涅槃図は、お釈迦様の偉大な人格を表す為に沢山の登場人物が画かれ、まさに絵師の腕の見せどころという画題であります。東園寺の涅槃図は塩釜出身の絵師小池曲江さんの代表作とも言われる作品です。
涅槃図で必ず画かれるものと言えば、沙羅双樹。双樹というからには二本の樹と思われがちですが、涅槃図を見ると八本の樹が画かれています。実は経典には東西南北に沙羅双樹がある真中でお釈迦様は横たわったとありますから、これで良いのです。よく見ると都合八本ある沙羅の内、四本が枯れています。これは四枯四栄と言って、お釈迦様の肉体は朽ちても、その教えは後代に続くということを表しています。
それから、お釈迦様の御足をさわっているお婆さんがいます。この方はお釈迦様がお悟りになったという事を耳にし、お釈迦様の説法を伺うべくお釈迦様の「おっかけ」をしますが、遂にお釈迦様の説法を聞くことが出来なかったという方です。お釈迦様のお悟りは35歳、お亡くなりは80歳ですから、なんと45年も「おっかけ」をしていたのですねぇ。このお婆さんのお話、史実かは疑わしいところですが、仏法を聞くのがとても有り難いことだということを表しています。
涅槃図についての話題は尽きません。また、小池曲江さんの涅槃図は、一昨年は東北歴史博物館に、先日は瑞巌寺宝物館にと出展依頼の多い素晴らしい作品です。地元の絵師の傑作でもありますから、是非ゆっくりご覧下さい。
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