今月の保育のねらいは【布施奉仕】です。布施とは、相手の為になる事なら、何でも提供する事。奉仕とは、見返りを期待しないで尽くす事を指します。この二つに共通する大切な事は、自発的行為であるという点です。
幼稚園の生活の中でも、泣いている友達がいると進んで、ハンカチやちり紙を差し出す姿が多く見られます。もちろん、この行為は褒められる為にしているのではなく、純粋に泣いている友達を助けようという気持ちから行われているようです。
又、教師の手伝いを進んで行う姿も見られます。こちらも褒められたいから行うのではなく、教師から「ありがとう。」と笑顔で言われる事で、良い事をした喜びを味わう事が出来るからだと思います。
幼稚園に入園して、すぐにこの様な行為が出来るわけではありません。自分が泣いている時に誰かに優しくされたり、困っている友達を助ける事が、子供達の中でごく当たり前に行われているからこそ出来る事なのだと思います。このような子供達の純粋な気持ちが、成長していっても変わらずに育まれていけば良いですね。
子供に対する影響力を考えると、私達大人の言動は大きな意味を持つと考えられます。どんなに些細な事に対しても、率先して助け合う気持ち持って生活する事が大切だと思います。今後も良い見本となるよう心掛けていきたいと思います。
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