空気が乾燥し始める時期です。うがいや手洗いを徹底し園と家庭での予防を心掛け、病気の拡大を防ぎましょう。
【インフルエンザ】
突然、三十八℃から四十℃前後の熱が出て、悪寒、のどの痛み、咳、鼻水のほか、筋肉痛や関節痛などを伴います。発熱は三日〜四日程度続き、場合によっては中耳炎や気管炎、肺炎を起こすこともあります。重い合併症としてはインフルエンザ脳症があり、けいれんや意識障害を引き起こし、後遺症が出る事もあります。
【ロタウィルス胃腸炎】
嘔吐、下痢、発熱が主な症状。突然吐きはじめ、続いて白色の水様便になります。激しい嘔吐や下痢を繰り返すため、脱水症状になりやすく、注意が必要です。
【ノロウィルス胃腸炎】
潜伏期間は二十四〜四十八時間。嘔吐、下痢、腹痛が主な症状で、発熱は軽度です。通常はこれらの症状が1〜2日続きます。子供は特に嘔吐症状が多く、水分が取れないときは、脱水症状への注意が必要です。
【溶連菌感染症】
高熱が出ることがあり、のどの腫れ、嘔吐、頭痛などの症状が現れる。その後、全身に小さな発疹が出たり、舌に赤いブツブツが出ることが特徴。細菌性の病気のため、治療には抗生物質を使う。症状が治まったからといって、薬をやめると急性腎炎などの合併症を起こすことがあるため注意が必要です。
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