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良い出会いを! |
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三学期も残り僅かとなりました。本年度は昨年3月11日に発生した東日本大震災、さらには4月7日の余震により、当地は甚大な被害を受け、不安な新年度スタートとなりましたが、保護者各位のご協力ご理解により、本日まで大過無く保育活動を行う事が出来ました。先ずは心より御礼申し上げます。
震災より、一年が経過し幼稚園の周囲を見渡すと、空き地が増え、海岸通りや本町地区は往時の繁栄が虚幻であったかのような淋しい風景となっています。今後の町の再生を考えると、気分も晴れぬところではありますが、やはり救いとなるのは子供達の笑顔と元気な声を措いて他にはありません。
先日、3月9日に幼稚園でも震災犠牲者追悼式を行いました。本堂には園児が描いた花の絵で飾られた行燈が点され、犠牲者の御霊をお慰めしました。式典では、延命十句観音経が唱えられ、『♪思い出のアルバム』を天まで届けと、元気一杯に歌い供養と致しました。式典の後、ご家族を震災で亡くしている園児が担任に言ったそうです。「おじいちゃん、喜んでくれたかな?」この純粋な気持ちに応えられるような社会にならなくていけない。そう心から感じました。
向上を求める心というものは、誰も教えることが出来ないそうです。自らを向上させよう!今よりも素晴らしい自分になろう!そんな気持ちは、誰からか教えられるものでは無く、自分自身が何かに出会い、自らの心から湧き上がるように出でるのが向上心と言うものです。園児の皆さんが、心躍らせるような縁に巡り合える事を心より念願致します。
年長組の皆さん!また会いましょう!年中年少組の皆さん!立派なお兄さん、お姉さんになって新入園児をお世話して下さい!
一年間の本園に対する愛顧を心より感謝申し上げます。
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