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布施奉仕(ふせほうし)…だれにでも親切にしよう。 |
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今月の保育目標は【布施奉仕】です。布施とは、相手の為に何かを提供する事。奉仕とは、見返りを期待せず尽くす事を意味します。
親切とは、誰かに褒められる為にする事かどうかと聞かれれば、私達大人は「そうではない」とすぐに答える事が出来ると思います。誰かに優しくすると、自分自身が優しい気持ちになれるものだからです。では、私達が心動かされて起こすその行動は、いつ備わったのでしょうか。
幼稚園の子供達を見ていると、「大丈夫?」「どうしたの?」「すぐに先生呼んでくるから待っててね」と、泣いている友達に対して何人もがとても優しい言葉を掛けている姿が多く見られます。多くの場合は年長のお兄さんお姉さんが年下の子供達に掛けているのですが、年少児同士でもその姿が見られる事があります。御家庭で家族に優しくされた経験を活かしているのだろうと思いますが、年長児が皆で協力して小さな幼児を気に掛けているというのは、自分達が昔、お兄さんお姉さんに同じように優しくされたからなのだろうと思いました。そして、そのような経験を経てきたからこそ、私達大人は奉仕の心を自然と身に付けられたのではないかと思います。
そのように、誰かに親切にされたという気持ちによって、また誰かに優しくしたくなる、という気持ちを途切れることなくずっと続けていったなら、私達はとても素敵な人間関係を作れるのではないでしょうか。
親切を親切で返せるよう、日々思いやりの気持ちを持ち周囲と関わっていきたいと思います。
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