長い二学期が終わりました。運動会、そして先日の成道会お遊戯会と、幼稚園全体としてはもっとも大きな行事を経て、園児の皆さんはそれぞれに大きく成長されたようです。
冒頭の言葉は中国の殷の王である湯王が、愛用の洗面器に貼り付け、自らの戒めとしたものと伝えられます。
「まことに日に新たに、日日に新たに、又日に新たなり。」
今日の行いが昨日の行いよりも新たになるように。明日の行いが今日の行いよりも新たになるように。
湯王の言葉には過去の経験を踏まえ、最高の自分として今日を生きよう!今日の経験を明日は立派に活かして最高の自分となろう!という積極的な願いと自戒が感じられます。
子供は日々成長するけれど、私達、親はどうだろう?容姿は日々衰え、あんなにポジティブだった心も、すっかり…。園児の保護者の方々は生命力溢れる子供に接しておられますので、若々しい精神を有しておられるでしょうが、私のように30を過ぎますと、(イヤ、40も過ぎていました!)5年や10年前よりも、肉体的には勿論、心という面でも積極性を失っている事を日々感じるのであります。
しかし、だからこそ自分自身を戒め、「日新又日新」と自らを喚起することが必要なのです。活き活きとした大人でありたい。活き活きとした親でありたい。これがお子様の健やかな成長にとっても大切なことでありますから。
平成24年中のご愛顧に心より感謝申し上げます。来年も当園の保育活動に対し、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。ご一同様の安寧を心より祈念致します。
|