新年を迎え三学期が始まりました。子供達は、お友達との久しぶりの再会を楽しみにしていたようで、登園すると満面の笑みでお友達と会話をし、楽しく遊ぶ姿が見られます。年長児は進学に向けて、年中・少児は進級に向けて心新たに登園している毎日ではないかと思います。
さて、今月の目標は「和顔愛語」です。「和顔」とは和やかな笑顔、「愛語」は優しい言葉という意味で、努めてそのようにふるまいなさいとお釈迦様が勧められているそうです。
笑顔には、様々な力が込められています。忙しい毎日を過ごしていると、少しの事でも腹立たしさを感じてしまい、人に当たってしまったり、知らず知らずのうちに自分の顔が険しくなっている事があると思います。その様な時に少しでも微笑む事で、ストレスが和らぎ気持ちを落ち着かせる効果があるそうです。又、病気や怪我を自然に治す「自己治癒力」という言葉があります。リラックスをして微笑んだり、声を上げて笑ったりする事で病気や怪我の回復が早くなるそうです。この様に、笑顔の力を上げていくと、暮らしの中での笑いの効果はとても大きい物だという事が分かります。
又、暮らしの中で言葉も大きな力を持っています。言葉一つで人を喜ばせる事が出来たり、癒されたりする力があります。反対に、言葉一つで人を傷つけてしまうという事もあります。園生活でも、意思の疎通が出来ず、子供達同士で喧嘩をしてしまう事があります。その時には、お互いの意見を聞きながら時間をかけて納得がいくま
で話し合いをします。言葉が出て来ず、戸惑う子供の姿も見られますが、一所懸命に頭で考えながら言葉を発し、笑顔で仲直りをする子供達の姿を見ると、言葉の力の偉大さを実感させられます。
園生活の中で、子供達の笑顔を見るととても温かい気持ちになり、私達保育者も自然と笑顔になります。又、子供達の「先生頑張って。」
「先生ありがとう。」という言葉にいつも元気をもらっています。
私達保育者も、笑顔を忘れず、子供達とのコミュニケーションを日々大切にしながら保育にあたっていきたいと思います。
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