1月に入り、インフルエンザが流行する季節となりました。集団生活の中で感染する事のないよう、予防を心掛けましょう。
○感染予防の咳エチケット
インフルエンザの主な感染経路は、咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)飛沫感染です。したがって飛沫を浴びないようにすればインフルエンザに感染する機会は大きく減少します。インフルエンザの飛沫感染対策としては
@咳やくしゃみを他の人に向けて発しない事
A咳が出る時は出来るだけマスクをする事
B手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと
可能な限りマスクをする事が、感染対策としては効果的であると考えられます。
○外出後の手洗い等
流水・石鹸による手洗いは、手指等体に付いたインフルエンザウィルスを物理的に除去する為に有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触感染を感染経路とする感染症対策の基本です。インフルエンザウィルスは、アルコールによる消毒でも効果が高いですから、アルコール製剤による手指衛生も効果があります。
○適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器等を使って適切な湿度(50〜60%)を保つ事も効果的です。
○十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日頃から心掛けましょう。
○人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、疲労気味、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出は控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度の飛沫等を防ぐ事が出来る不織布製マスクを着用する事は一つの防御策と考えられます。ただし、人ごみに入る時間は極力短くしましょう。
|