早いもので今年度も最終月となりました。園では何かと慌ただしい毎日を過ごしています。園児達も来月は進級・進学を迎え、新しい環境に変わるという事を実感し、期待の声が聞こえてくる時期になりました。
年長児にとっては、長い人生において初めての集団生活を終了する一つの区切になります。就学を目前にし、子供も保護者の方も期待と不安、両方を感じている事と思います。ですが、子供達は園生活の中で、友達の作り方や他人を思いやる事、何事にも一所懸命取り組む事の大切さ等沢山経験し、学んできました。卒園にあたり、これまで育ててくれた保護者の方や関わってくれた方々に感謝の気持ちを持ち、これからの将来に希望を抱いて卒園出来るよう心を込めて送り出したいと思います。
佛教では元来すべての人間に佛の智慧が宿っていると考えます。「智慧」とはどんな環境にあっても全ての者に光明を見い出す力を言います。私達が日常で接する「知恵」という言葉は、もともと仏教用語である「智慧」という言葉から生まれました。「希望」とは未来に望みをかける事であり、こうなればよい、なって欲しいと願う事です。園でも、仏教保育の中で、智慧ある人であるという事を自覚させ、何事にも希望を持って取り組めるようにしています。
さて、園児達は4月から一つお兄さん・お姉さんになり、次のステップへと進みます。園生活で学んだ事を基盤とし、希望を持ってこれからも楽しい日々を過ごしていって欲しいと思います。
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