保護者各位におかれましてはご清祥の事と存じます。先日の運動会の際は多数のご家族にご参加頂き心より御礼申し上げます。 　

　この十一月一日より、以前に当園にて主任教諭を務めておりました阿部ひろみ先生に復職頂き、主幹教諭として保育活動はもとより、各教諭の資質向上の為に指導をして頂くことになりました。当面は年長たけ組の補助を中心に園児と接する事になりますので宜しくお願い申し上げます。

　昨今、認定こども園移行についての意思確認を公の機関から問われておりますが、当幼稚園としては、社会の宝である子供達が優しく強い心を持った人間に成長することを念願し、仏教主義に基づく保育を、これに賛同する保護者の方々と実践することが塩釜中央幼稚園が存在する意義だと感じておりますので、このまま幼児に対する教育の場である幼稚園という形態を維持して参る所存でございます。他の幼稚園の経営者の方々から宗教法人立の幼稚園は移行した方が、経済的に有利だというご進言も頂戴致しましたが、建学の精神を遵守することが当園の使命と考えますのでご了承頂きたいと存じます。保護者の方々におかれましては様々なご意見があろうかと存じますが、何卒ご了承ください。

　これに併せて申し上げたい事がございます。最近、給食を完食した園児に与える「はなまる」についてご意見を頂戴致しました。先ず食物は生き物の命である事、これを残さず食べることは褒められるべき事であります。食が細くてなかなか「はなまる」がもらえないというお子様もおいでになるでしょうが、これを克服すべく努力 する事が人間としての成長に繋がると考えています。人間は様々な壁を乗り越え、大きくなります。また、苦手なものがあればこそ、これを克服した喜びは大なるものがある筈です。そして、苦手なものがある一方で得意な分野を見つけたときの自信というのも格別なるものがあると思われます。どうぞ保護者の方々にはお子様を励まし、チャレンジを促して頂くと共に、お子様の特性を把握してこれを褒め、伸ばして頂きますようご精進願います。 　

　面談や連絡帳などにおきまして、幼稚園に対し様々なご意見、ご要望などを頂戴し感謝申し上げます。皆様のご意見を拝聴しつつ、園の運営の参考とさせて頂いておりますが、幼稚園の指導方針は一貫したものが必要であると考えており、ご要望のすべてを実行することは不可能である事をご承知おき頂きたいと存じます。

　今後とも当園の保育活動に対し、格段のご理解を賜りますことを切にお願い申し上げます。 幼稚園運営に関するご意見はこちらのアドレスまでお願い致します。 園長管理のアドレスです。「件名」にクラスと園児名をご記入お願い申し上げます。
e_mail:Kappatsupatsuji@yahoo.co.jp