月日が経つのは早いもので、あっという間に3学期が始まりました。年長組は進学に向けて、年中少組は進級に向けて心新たに3学期を迎えたのではないかと思います。
さて、今月の目標は「和顔愛語」です。「和顔」とは柔和な顔、いつもにこやか寛容の精神を表わす言葉だそうです。「愛語」は、愛欲の如き自己中心的な愛ではなく、伸の慈悲の如き人の為を思う愛から発せられた言葉を表わします。
園生活の中では、子供達同士や教師とのコミュニケーションを大切にした保育を行っています。
冬休み明け、各クラス毎で冬休みの楽しかった思い出を発表する機会がありました。最初は緊張していた子供達も前に立つと、大きな声で「お爺ちゃんお婆ちゃんと遊んだよ」、「温泉旅行に行ったよ!」と少し照れながらも、堂々と話してくれる子供達。発表を聞いている子供達も「僕も行ったよ!」と共感しながら真剣に聞き入る姿が見られました。
園生活の中では、毎日様々なコミュ二ケーションが交わされています。子供らしい喜怒哀楽をして、共感したり、不思議と思える未知の体験をしたり、それを人前で話す事により、話し言葉の楽しさ や難しさを体験する事が出来ると思います。
私たち保育者は、子供達の話の上手な聴き手となり、ひとり合点になりがちな話し言葉を「誰が、いつ、どこで、何をしたか、どう感じたか」等、話し言葉の正しい練習を楽しみながら一緒に過ご していきたいと思います。
年長児は残り2ケ月余りで小学生に、年中少組はそれぞれ一学年ずつ進級になりますがその心構えの準備を今月頃から心掛け、私達保育者も「和顔愛語」の精神を見習い、毎日笑顔で、子供達一人ひとりを大切に思いながら保育を心掛けていきたいと思います。
お家の方々も1年を振り返りながら子供達との思い出を話し合う機会を沢山お作り下さい。
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