早いものでもうすぐ一学期も終わろうとしています。入園・進級当初は、園生活への不安から泣いて登園していた子供達も今ではすっかり園生活に慣れ、友達を誘い合い仲良く遊ぶ姿が見られます。
さて、今月の目標は、「布施奉仕」です。布施とは、相手の為に何かを提供する事。奉仕とは、見返りを期待せず尽くす事を意味します。
幼稚園の生活の中でも泣いて困っている友達がいると「どうしたの?大丈夫だよ。」と優しく声を掛けハンカチで涙を拭いてあげる優しい姿を見掛けます。友達を思いやる気持ちは、自分が困っていた時と同じように励まされ親切にされた事によって思いやりの心が育ったのだと思います。
そして、このような経験を経てきたからこそ、私達大人は奉仕の心を自然と身に付けられたのではないのでしょうか。
また、子供達はお当番活動やお手伝いをする事が大好きです。
相手が喜んでくれる事だけ考え、そして自分の出来る事を友達にしてあげたいという気持ちが布施奉仕の心と言えるのです。
子供達は、「人にしてあげたい」という「人と関わる事を喜びとする心」を持っています。
こうした子供達の行動をしっかりと認める、褒める事によって、子供達は更に人との関わりが上手に出来るようになると思います。これからも子供達の気持ちに寄り添った保育を心掛けていきたいと思います。
これから夏休みに入りますが、「お手伝い」や目標を持ち過ごす事で、大切な家族の一員としての存在感や責任感も育まれます。
夏休み明け、一段と成長した子供達に会えるのを楽しみにしています。
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