今月の目標は「同事協力」です。「同事」とは文字の通り同じ事柄、協力とは力を合わせて事にあたる事を意味します。つまり、「同事協力」とは一人や二人で出来ない事も大勢の者が互いに助け合い協力する事で大きな事を成し遂げられるという意味が込められています。
今月の初めに行われた運動会では練習から本番を迎えるまで子供達はまさに今月の目標の「同事協力」を体験し学んだように思われます。
年少組は、ほとんどの子供達にとって初めての運動会となりました。運動会という行事のイメージが持てずにいる子供もいました。しかし、練習を重ねていくうちにお友達と行進を揃えようとしたり、かけっこで走るお友達を元気に応援したり子供達の気持ちがまとまっていくように感じました。
年中組の玉入れではクラスではなくチーム対抗となりました。普段同じ教室で生活しているお友達でもチームが違えば「負けたくない。」「勝ちたい。」という気持ちが芽生えます。練習をする度に「今日は○○チームが勝ったよ。」「次は負けない。」と話してくれました。年長組のクラス対抗リレーや綱引きでもバトンの渡し方、綱を引く時の姿勢等互いのクラスで日に日に団結力が深まり、運動会当日は白熱した競技を見せてくれました。
この運動会では勝ち負けの他に皆で協力して一つのものを作り上げる。その為には、自分の思いや、相手の思いを理解して助け合う事が大切という事を子供達は学んだ事と思います。
今後も様々な行事があります。今回の感じたことを思い出しながら、友達と協力して取り組んで欲しいと思います。我々教師も普段の生活はもちろんの事、お友達と助け合い、優しい気持ちを持って園生活を送れる様、保育に当たっていきます。 |