まもなく春休みとなりますが、新学期に向けて心の健康づくりをしてみませんか?
年少・年中組はそれぞれ一つずつ進級し、年長組は、小学校へ進学します。子供達の知能の開発だけではなく、豊かな心の発達も子供達にはとても大切です。
「やる気」、「我慢」、「思いやり」といった人として大切な心を育てるにはどのような事が大切なのか、ご家庭での子育ての参考になればと思います。
『やる気を育てる』
子育ては大人が考えている通りに型にはめる事は出来ません。子供の心に芽生える「やろう」とする気持ちを育てる事が大切です。そのためには、親や社会に依存し、甘える心を放置してはいけません。子供がしている事が不完全であっても、直ちに助言したり、手助けしたりしない。転んでも自分で起き上がるのを待つ。玩具を片づける等、自分の事は自分でするように習慣づけてみましょう。
『我慢する心を育てる』
子供は自己中心的であり、行動が衝動的です。まずは自分の他に他人が居る事、何でも自分の思い通りにはいかないという事を自覚させていく事は大切です。
将来社会に出た時に、自制心が欠如したり、他人の責任にしてしまうという事がないように、幼い時から我慢する心を育てるようにしてみましょう。
『思いやりの心を育てる』
人は一人で生きていけるものではなく、他人との関わりや社会の中で生きるものです。自分以外の人や物に対する心遣いが大切です。老人や体の不自由な人等に優先席を設ける前に、思いやりの心が大切です。優先席に拘るのではなく、自然に思いやりの気持ちが出る事が大切です。
思いやりは人だけにではなく、動物や植物あるいは物に対しても広げるものです。動物をかわいがる、花を育てる、物を大切にするという心が養われるようにしてみましょう。
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