12月8日はお釈迦様成道会。お釈迦様のお悟りをお祝いする法要が営まれます。また禅宗系の修行道場では12月1日から8日までの1週間、臘八大摂心(ろうはつおおぜっしん)という坐り通しの修行に取り組みます。臘月とは12月のことですから臘八とはズバリ12月8日を意味します。例年、中央幼稚園ではお釈迦様の成道会に近い土曜日を選んでお遊戯会をしていますが、今年は正真正銘の12月8日の成道会お遊戯会開催で何となくおめでたい気がしますね!
釈迦族の王子として誕生したお釈迦様は幼少の砌に母を亡くし、母マーヤ様の姉妹であったマハー・プラジャパティ様に愛育され、何不自由無く成人しましたが、死の恐怖は絶ち難く、永遠の生命を得るために城を出て修行者となられました。修行者となられたお釈迦様はアーラーラ・カーラーマ、ウッダカ・ラーマプッタという2人の先生について伝統的な精神修養に取り組みますが、先生を凌駕するほどの境地に達しても根本的な死の恐怖を解決することはできませんでした。お釈迦様は断食や呼吸を止めるなどの苦行に取り組みましたが、悟りを得られぬばかりか死に至るほど苦しみを味わいます。
苦行を捨てたお釈迦様はスジャータという女性から乳粥を頂いて体力を回復し、坐禅に取り組みます。坐禅するお釈迦様のもとには悪魔の娘や悪魔が訪れ、坐禅を邪魔しますが、お釈迦様は微動だにせず、明けの明星が輝く頃、ついにお釈迦様は悟りを開かれるのです。
お釈迦様のお悟りを説明することは難解ですが、子供達が努力し、課題を克服して成長することは、お釈迦様が行った精進努力と同じく清らかで尊いものだと私は感じます。お遊戯会ではたくさんの声援をお願い申し上げます。
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