雪がちらつき始め、すっかり冬を感じる時期となりました。「寒い。」と話す子供達も体を動かすと汗をかくほど元気に過ごしています。
今月の徳目は「忍辱持久」です。仏さまの教えを知り、それに少しでも近づくように努力する事によって毎日の生活を充実させる事が出来るという意味が込められています。幼稚園では、週に一回朝礼が行われます。その際に園長先生から御仏様についてのお話を聞きます。幼い頃の御仏様、修行をしている頃の御仏様、お悟りを開いた御仏様等その時どういった事をしているのか、どういった事を考えているのかをお話を通して御仏様の教えとして知ります。教えの中には、これまでの徳目にあるような生き物を大切にしよう(生命尊重)、誰にでも親切にしよう(布施奉仕)、社会や自然の恵みに感謝しよう(報恩感謝)等の普段、園生活を送る上で大切な事もあります。それらは挨拶、給食等基本的な生活や教師、友達との関わり合い、各行事を通して育まれる所だと思います。これらの教えの下日々生活してきた子供達は、入園・進級した四月と心身共に大きく成長しました。
あっという間に二学期も終わり、三学期は各学年進級・進学に向けてまとめの学期となります。新年も子供達の更なる成長を援助出来るよう、私たち教師も日々の保育を振り返り、仏さまの教えを今一度考える事が大切だと思います。
保護者の方々には、今年一年間大変お世話になりました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。
|