本日、年長組の最後の坐禅会がありました。会の冒頭に今日は幼稚園で行う最後の坐禅であることを伝えたこともあってか、園児達はいつも以上に真剣に坐禅に取り組んでくれました。
人間は過去の経験時間と対比して現在体験している時間の長短を感じるそうです。つまり52歳の私は今日園児が体験した20分を52年と対比して長短という感覚を得、園児達は6年と20分を対比して時間の長短を感じ取ります。実際は環境条件や体験する内容により、時間の長短の感じ方はもっと複雑なのでしょうが、普段の子供達の行動に接すれば、子供達が動作を止めて同じ姿勢を保つことが困難であることはお子さんに接しておられる保護者の皆さんでしたら容易にご理解頂けるかと思います。そんな世代の子供達が20分間、集中を切らすことなく、大人顔負けの坐禅を行うのは手前味噌ながら素晴らしいことだと思います。
当幼稚園では坐禅の他にも書道、茶道、朝のお集まりの際の読経など、伝統的な修養の時間を持っています。これらが園児の落ち着いた心を育み、集中力を養うことに繋がることを念願します。
卒園、進級間近となり、園児は学年毎に様々なチャレンジを行なっております。各ご家庭におかれましては、日々行われた幼稚園での活動に関し、お子様が何か感想を述べた際には是非耳を貸して頂き、褒めることがあれば積極的に園児をお褒め頂ければ幸甚と存じます。末筆となりましたが、先般のインフルエンザ罹患による幼稚園閉鎖の際には大変ご迷惑をお掛け致しました。心よりお詫び申し上げます。
|