この一ヶ月、子供が犠牲となる事故や事件が相次いて起こりました。大切なお子様をお預かりしている立場として他人事とは感じられず、心が締め付けられる思いで報道に接しております。それぞれの事案で教育機関は通常の安全対策は講じていたように見受けられますが、「通常」という概念が瓦解するかのような現代社会において、如何に園児を守る事が出来るかを園全体で考えて参りたいと思います。
保護者各位におかれましては、社会生活を営む上で、交通事故などは誰にでも起こり得る事柄である事を再認識して頂き、お子様の安全管理に更なるご配慮を賜りますようお願い申し上げます。
お釈迦様の実際の言葉が含まれていると信じられる法句経に「ひとの生をうくるはかたく やがて死すべきものの いま生命(いのち)あるはありがたし 正法(みのり)を耳にするはかたく 諸仏(みほとけ)の世に出づるもありがたし」という有名な語句があります。仏教者は「有難い」の 語源としても用いる事もあるこの言葉、当たり前のように過ごす日々と、その土台となる尊い生命と、これを説く仏教に親しむ事の有難さを私達に教えてくれています。
子育ての期間は大変な苦難もあろうかと存じますが、親の方も子育てを通じて大いに成長出来るものです。是非ご家庭でも園児の健康や身の回りの危険、交通事故対策について今一度、ご検討頂ければと幸甚と存じます。
〈お知らせ〉
年少らっこ組教諭、小畑美智子先生が転居により6月 日で退職されます。代替となる教諭につきましては現在募集をしておりますが、当面の間、副園長阿部ひろみ先生が補助を担当して参りたいと存じます。園児の皆さん、保護者各位にはご迷惑をお掛けしますが、何卒ご寛恕賜りますよう懇願奉ります。
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