雨が降る日が続き、梅雨明けはまだ少し先のように感じる日々です。外を見る度に「今日もお外に行けないね。」と少し寂し気に話す子供たちの姿が見られます。
今月の保育の目標は「布施奉仕」です。他人に親切にすることは、まわりまわって自分に戻ってくる。見返りを求めない隠れた親切で社会を明るくするという意味が込められています。
入園・進級した四月当初、特に新入園児には、新しい環境に戸惑い泣いて登園する幼児の姿が多く見られました。そんな時に「一緒に行こう。」「大丈夫だよ。」と声を掛ける周りの子供達。この行動が見返りを求めずにただ純粋に泣いている友達を助けようという気持ちの表れだと思います。又、普段の生活の中でも玩具を進んで片付ける子供、トイレのスリッパを綺麗に並べる子供の姿も見られます。園の決まりという事もありますが、綺麗に片付ける事への達成感や喜びを感じられる事にも繋がると思います。かつて自分がしてもらって嬉しかった事周囲の友達の姿を見て良いと思った事を次は自分がするという思いがこの布施奉仕の社会を明るくするというところに繋がっているのではないかと思います。
夏休みが終わると一年の中でも長い二学期が始まります。普段の生活、大きな行事を経て更に子供たちの心の成長となるよう保育に臨んで参ります。
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