九月に入り朝晩の風も涼しくなり始めました。子供達は、来月行われる運動会に向けて、毎日練習をしています。少しずつ出来るようになったという喜びを感じ「もうすぐで運動会だね。」と楽しみにする様子が見られます。
今月の保育の徳目は「報恩感謝」です。社会や自然の仕組みに感謝し生かされている自分に気付かせ、慎ましい心で社会や自然に接する心を育てようという意味があります。園では、これまで母の日、父の日、敬老の日とプレゼント制作を行ってきました。「何色がいいかな。」「お家で使ってもらう。」等お父さん、お母さん、祖父母の方々を思いながら口々にしていました。「普段、お家の人にどんなことをしてもらっている?」と聞くと「ご飯作ってくれる。」「おもちゃを買ってくれた。」「公園に連れて行ってくれた。」と何気ない生活の風景ですが、子供達自身で考える事で改めて周りの人に支えてもらっていると感じることが出来たのではないでしょうか。そして人との関わりの他に私たちを支えてくれているのが食事です。私たちは常に何かの命を頂いています。幼稚園でも給食の際には手を合わせ「いただきます。」「ごちそうさまでした。」と食事に関わって頂いた方へ、食材へ感謝の気持ちを表すために挨拶をしています。
社会は自分一人の力で成り立っているのではなく自然の恵み、人々の支えがあって成り立っているのです。子供達には、普段の生活の中でこの「ありがとう。」の気持ちを持って優しい心を育んでいって欲しいと思います。
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