朝晩の冷え込みも和らぎ、梅の花などもちらほら咲き始めて参りました。保護者の方々におかれましてはお子様のご卒園、そしてご進級に喜び多い春をお迎えの事と存じます。
新型コロナウイルス感染症が拡がり始めて早2年、この期間は幼稚園のカリキュラムや行事も非常に限定されたものとなり、園児の皆さんには大変窮屈な思いをさせてしまいました。また保護者の方々には本来幼稚園のあるべき姿である幼稚園と保護者が密接に協力してお子様を育むという場を充分に提供出来ず忸怩たる思いが致します。それでもこの2年間、大禍無く活動が出来ましたのは保護者各位のご協力の賜物であろうかと存じます。本当に有難うございます。
さてコロナ禍のみならず、ロシアのウクライナ侵攻など世界は風雲急を告げる状況下にあり、今更北京オリンピックの話題をするのも恐縮なのですが…。
多くの注目を浴びたアスリートに女子フィギアスケートのワリエラ選手がいます。ドーピングの件でもですが団体戦での素晴らしい演技はまさに別次元。しかしドーピング問題が生じてからの個人戦は精神的動揺から精彩を欠く演技でした。意気消沈した15歳の少女に寄り添う大柄な女性コーチ。慰めの言葉を掛けているのかと思えばエラい剣幕で叱りつけているようです。その後の報道によればコーチは「何故、挑戦をやめてしまったの!理由を言いなさい!」だったとか。多くの人々に批判されたこの言葉ですが、何故か私にとっては琴線に触れるものがありました。
「挑戦をやめるな!」
とても刺激的な言葉です。子供達はこれからの長い人生で多くのチャレンジすることでしょう!親である私達は応援団長として子供の成長に寄り添うことになるのですが、私は親もまた子供と共に様々な事象にチャレンジして行くのだと思っています。もちろん子育てで様々な難問を解決して行くもの一つのチャレンジですが、時間を作って興味を覚えた事柄を深く追求して行くのもとても良いチャレンジだと思います。
子供達は活き活きとした親が大好きです。どうぞ日々これ挑戦!子供達を安心させられる魅力的な親であり続けてください。本年度1年間のご厚情に改めて感謝を申し上げます。 |