12月4日から8日まで10年ぶりにインドに行って来ました。震災前には毎年のように渡航していたインドですが、いろいろな事情が重なりこのところはまったくのご無沙汰でした。
今回の渡航の目的はお釈迦様がお悟りを開いた聖地であるブッダガヤにある印度山日本寺落慶式と、同寺50周年、さらに現地法人役員会に出席する為でありました。
コロナ禍で失速したとは言え、経済成長の著しいインドです。私が訪れたビハール州はインドで最も貧しい地域ではありますが、空港のあるガヤからブッダガヤに通じる道路の周辺にはたくさんのホテルが建築され、煌びやかな車ディーラーの店舗が立ち並ぶなど、10年の月日を充分に感じさせる変化がありました。一方、綺麗な建物の前を悠々と牛が闊歩したり、道路そのものは舗装がガタガタだったり、やっぱりインドだよね!と思える数々の不思議や不都合が町中に散見されます。
昔は自分でツアーを組んでお釈迦様の旧跡を案内するほどインドが大好きだった私ですが、インドで体調を崩さないコツは不便やハプニングを楽しむというメンタルだと思っています。
そんなインドですが、私が訪れたビハール州にはまだまだ裸足で町を歩いている子供達がたくさんいます。中にはホームレスのふりをして小遣いをせがむ子供もいるようですが、靴が買えないほど貧しい子供は実際にいるのです。
先日、年長児に一足の靴さえも買って貰えない子供達がインドに限らず、世界中にはいっぱいいることを話しました。衰退気味とも言われる日本ですが、先人達のおかげで私達は平和で物質的にはとても恵まれた生活をしています。子供達には平和な国に生を享けたことの有難さを少しでも感じて欲しいと思います。
本年も大変お世話になりました。令和6年も何卒宜しくお願い申し上げます。 |