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法螺貝 住職の法話

平成二十六年四月発行

「花祭り~4月8日はお釈迦様の誕生日」

4月8日はお釈迦様のお誕生日。
多くの寺院で降誕会(ごうたんえ)という法要が営まれます。
ご存知の通り、お釈迦様はネパールとインドの国境付近にあった釈迦族の王子としてこの世に生をうけました。本名はゴータマ•シッダールタとおっしゃいます。父スッドダーナ王と妻マーヤ妃はなかなか子宝に恵まれず、待ちに待った王子の誕生でありました。王そして何より王子を胎に宿し、十月十日守り通して我が子に見えた仏母マーヤ妃の喜びは如何ばかりであったことでしょう! お釈迦様は誕生して直ぐに四方を凝視し、それぞれの方角に七歩歩み「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」とおっしゃったと伝えられます。
現実的に考えると、天上天下唯我独尊という逸話、一つの宗教の開祖であるお釈迦様を神格化し、尊崇を促す為の作り話とも理解出来ます。しかし、お産の苦しみと喜びという男性には体験し得ない事柄を想像するに、産まれたばかりの我が子が神々しく感ぜられることは、別に不思議なことではありません。おぎゃあ!おぎゃあ!という泣き声がマーヤ様の耳には何かしら特別な響きに聞こえたのでしょう。
もっとも、自他という区別の生じない赤子の心こそは唯我独尊!仏そのもの!それを思えば私達自身ももともとは唯我独尊!元来仏!の筈なのですが…。

 
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