本尊釈迦牟尼佛(ほんぞんしゃかむにぶつ)を安置する。昭和6年12月完成。鉄筋コンクリート造。平成16年より17年にかけて大規模な補修を行い面目一新するとともに耐震強化をおこなった。
昭和52年シンガポール華厳精舎釈廣義(けごんしょうじゃしゃくこうぎ)師より贈られた仏舎利を安置する為に建立された塔。檀信徒の位牌堂と納骨堂も兼ねる。
塩釜港復興に尽力した綱村公の恩徳に報いる為、村民の願いにより當山に位牌が安置されたという。毎年6月19日に毎歳忌の肯山講の講員により逮夜法要が行われ、翌20日に代表が仙台大年寺歴代墓所に参拝している。
東園寺の元来の本尊である薬師如来十二神将(やくしにょらいじゅうにしんしょう)を安置するお堂。この薬師如来は奈良の大仏建立の勧進僧である行基菩薩(ぎょうきぼさつ)の手によるものと伝えられる。平成11年東園寺名誉顧問今野精一郎氏の寄進により修繕。薬師如来本願経の記述に基づき抜本的な補修を行った。
東園寺の伽藍を守護するお稲荷様。不動明王を併せて安置してあり、年一度護摩供養が行われる。寛政三年(1791)宝筐印塔事件で塩釜神社より撤去され、当寺運ばれた同塔が安置されています。
昭和56年建立。現在の法系の祖である曹源祖水和尚の200年遠諱を記念して建立されたもので、鐘の胴の部分に曹源禅師妙心寺再住の際に建立した洪鐘の銘文を転写している。