小池曲江居士 「涅槃図」
涅槃図 |
この涅槃図は江戸後期の伊達藩を代表する絵師である小池曲江居士の作品で、文政4年(1821)曲江64歳のときに佐浦家の依頼により作製され、塩釜神社の別当
法蓮寺に奉納されたものです。
当山に所蔵が移ったのは、明治の廃仏毀釈により法蓮寺が廃寺になった為で、当山奉納の背景には檀家の長であった佐浦家の尽力があったと思われます。
作品は本紙(195.5×144.8cm)の大幅で、90歳の長寿を全うする曲江居士にあっては壮年期の筆と言えるでしょう。
涅槃図に伝統的に画かれる人物、神々、動物等が網羅され、南蘋派の流れを汲む曲江居士の技量が見事発揮されています。
当山に所蔵が移ったのは、明治の廃仏毀釈により法蓮寺が廃寺になった為で、当山奉納の背景には檀家の長であった佐浦家の尽力があったと思われます。
作品は本紙(195.5×144.8cm)の大幅で、90歳の長寿を全うする曲江居士にあっては壮年期の筆と言えるでしょう。
涅槃図に伝統的に画かれる人物、神々、動物等が網羅され、南蘋派の流れを汲む曲江居士の技量が見事発揮されています。