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東園寺所蔵書画

雲居希膺禅師 法語「洞水長老賀正之偈曰云々」

雲居希膺禅師 法語「洞水長老賀正之偈曰云々」

洞水長老入富山偈に和韻す

雲居禅師は松島瑞巌寺中興開山。洞水禅師はその弟子で実際に現在の瑞巌寺の法流の基礎をつくった禅僧である。洞水は日向国飫肥(宮崎県日南市)の生まれで、雲居禅師来松以前より瑞巌寺で修行しており、雲居禅師の拝請の為に尽力したと伝えられる。若年時より政宗公の目にもとまる碩学であったようで、寛永13年(1636)8月雲居禅師が瑞巌寺に入寺するや、その室に参じ寛永14年頃には雲居禅師よりその禅境を認められている。

この墨蹟は洞水のお正月の偈頌と富山入山の偈頌に雲居禅師が和韻したものである。洞水禅師の富山隠棲の時期から推測すると正保元年(1644)に書かれた墨蹟ではないかと思われる。和韻とは人の作成した漢詩に韻を合わせて作成するものである。内容としては洞水禅師が俗世を厭い、富山の幽谷の静寂を求め山中に独居し悟りの境地を深めんとする決意を述べたのに対し、雲居禅師は「若し時節を忘れたならば論議などというものがあるだろうか?物事の是非を離れれば、物も心も自ずから清らかなものだ。巷を嫌い山鶯に執着することなく、平等法を修めなさい。」「すでに功名心を離れれば苦など無い筈だ。市中だの山林だの、何故住処に迷う必要があろうか。君は十年は帰らないと誓っている。来た道を忘れるぐらい一生懸命修行しなさい。」雲居禅師は洞水禅師の閑寂を求める心に不徹底なるところを認めつつも最後は碧巌録34則にも引用される寒山詩の「安身の処を得んと欲せば 寒山 長しえに保つべし 微風 幽松を吹き 近くに聴けば声愈好し 下に斑白の人あり 喃喃として黄老を読む 十年帰り得ず 来時の道を忘却せり」をふまえ激励している。

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