古梁紹岷禅師 「亀画賛」
古梁紹岷(1756~1839)
こりょうじょうみん
神奈川県高座郡出身。号の南山で親しまれている。小僧時代に江戸東禅寺で仙台藩7代藩主吉村公にお茶を呈したところ、誤ってこれをこぼしてしまった。禅師は非礼を詫び、お手討を請うた。藩主はその清清しい態度に大いに感心したという。後に瑞鳳寺や覚範寺住職となり文化6年妙心寺にて開堂し、紫衣を賜った。詩偈と書に巧みなことで知られている。賛は「薄墨でさっと画たる亀那麗ど四五百年はきっと受け合。」
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