宮城県塩釜市 / 臨済宗妙心寺派の松巌山 東園禅寺（宗教法人 東園寺）のホームページです。塩釜中央幼稚園も運営しています。

指津禅師による竹梅画及び「松樹千年翠」の一行書。指津禅師は享保１１年（１７２６）播州龍野の出身。幼年に出家して妙心寺塔頭の蟠桃院實田和尚の弟子となる。後に行脚して白隠禅師の膝下に参じ印可される。宝暦１０年３５歳にして蟠桃院住職就任。書に巧みで、参問の徒であった円山応挙に禅のみならず書の指導も行い、自らは応挙に画を学んだという。この交流を伝えるものとして応挙筆による指津禅師の頂相（ちんそう＝禅僧の肖像画）がある。同じく白隠下で妙心寺山内海福院の斯経禅師とは５０年来の朋友であり、共に白隠禅を布教した。天明６年遷化。蟠桃院に眠る。