雲居希膺禅師賛「達磨画賛」
少林有箇老梅樹
年月九回経雪霜
不意面墻寒苦夜
児孫穏坐帯清香
前花園寓松島
把不住軒主 希膺(花押)
(少林にこの老梅樹有り、年月九回、雪霜を経る。 意ざりき面墻、寒苦の夜、児孫穏坐、清香を帯ぶ。 前花園、松島に寓す、把不住軒主希膺。)
瑞巌寺中興開山雲居希膺禅師着賛の達磨画。 禅宗初祖達磨大師が植えられた法という名の老梅樹。厳寒の冬も厭わず行われた九年面壁の行が我々法孫のもとまで清香を及ぼすとは達磨大師もお考えにならなかっただろう。
雲居希膺禅師賛「達磨画賛」少林有箇老梅樹 (少林にこの老梅樹有り、年月九回、雪霜を経る。 意ざりき面墻、寒苦の夜、児孫穏坐、清香を帯ぶ。 前花園、松島に寓す、把不住軒主希膺。)
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