鈴木大拙居士「無事甲」
甲は「奥の小座敷」「物置」の意で無事甲は「無用のところ」と解釈される。『禅関策進』(東山演禅師送徒行脚)には「無事甲裏に坐住す可からず云々」(何もしない無事そのものの中にへたりこんでもいけない。=禅の語録『禅関策進』藤吉慈海著筑摩書房)とある。
しかし、横物の墨蹟として大拙居士が書したところには、この表面的な意味よりさらに深いねらいがあると思える。
鈴木大拙居士「無事甲」 甲は「奥の小座敷」「物置」の意で無事甲は「無用のところ」と解釈される。『禅関策進』(東山演禅師送徒行脚)には「無事甲裏に坐住す可からず云々」(何もしない無事そのものの中にへたりこんでもいけない。=禅の語録『禅関策進』藤吉慈海著筑摩書房)とある。 |