小池曲江居士「寿老人画」
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寿老人は中国伝説上の人物。宋代、元祐年間(1086~1093)の人で、通常は頭が長く白髪、団扇(うちわ)と巻物をつけた杖(つえ)とを持ち鹿や鶴を伴う姿で描かれる。この寿老人は頭が長く描かれていないが、このような描写も少なくない。伴う鹿は玄鹿と呼ばれ、千五百歳を超えており、その肉を食うと二千歳の長寿を得るという。曲江居士は九十の長寿を全うし、しかも晩年まで作品を制作していることも相俟ってこのような吉祥画を依頼されることが多かった。
小池曲江居士「寿老人画」
寿老人は中国伝説上の人物。宋代、元祐年間(1086~1093)の人で、通常は頭が長く白髪、団扇(うちわ)と巻物をつけた杖(つえ)とを持ち鹿や鶴を伴う姿で描かれる。この寿老人は頭が長く描かれていないが、このような描写も少なくない。伴う鹿は玄鹿と呼ばれ、千五百歳を超えており、その肉を食うと二千歳の長寿を得るという。曲江居士は九十の長寿を全うし、しかも晩年まで作品を制作していることも相俟ってこのような吉祥画を依頼されることが多かった。
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