古梁紹岷禅師「李白画賛」
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酔中天地楽修々
宮錦賜得日本裘
南山酔戯作
南山こと古梁紹岷禅師の李白画賛。署名の通りお酒を頂きながら戯れに描いたのであろう。
「宮錦」は宮中で着る錦の上衣のことで、ある時玄宗皇帝は泥酔状態の李白に良い詩を作ったならば「紹豹錦砲」を授けると約束した。李白はすぐに詩を作ったものの、皇帝は戯れになかなか御衣を渡そうとしなかったが、最後は満面の笑みでこれを授けたという。
李白は皇帝のもとを追われた後も、宮錦を普段着のように着用していたようだ。また「日本裘」とは日本製の裘(かわぎぬ)のことで李白はこれを阿倍仲麻呂から贈られたと伝えられる。
古梁禅師の賛はこのような李白についての蘊蓄を網羅したものであり、酔えば酔うほど智識が溢れ出る南山和尚の面目躍如たる作品かと思われます。
宮錦賜得日本裘
南山酔戯作
南山こと古梁紹岷禅師の李白画賛。署名の通りお酒を頂きながら戯れに描いたのであろう。
「宮錦」は宮中で着る錦の上衣のことで、ある時玄宗皇帝は泥酔状態の李白に良い詩を作ったならば「紹豹錦砲」を授けると約束した。李白はすぐに詩を作ったものの、皇帝は戯れになかなか御衣を渡そうとしなかったが、最後は満面の笑みでこれを授けたという。
李白は皇帝のもとを追われた後も、宮錦を普段着のように着用していたようだ。また「日本裘」とは日本製の裘(かわぎぬ)のことで李白はこれを阿倍仲麻呂から贈られたと伝えられる。
古梁禅師の賛はこのような李白についての蘊蓄を網羅したものであり、酔えば酔うほど智識が溢れ出る南山和尚の面目躍如たる作品かと思われます。