小池曲江居士 「昇龍富士図」
塩釜出身の絵師小池曲江による昇龍富士図。八十八曲江という署名があるので、弘化2年(1845年)に画かれた作品である。縦96cm×横32cm
小池曲江 宝暦3年(1758)~弘化4年(1847)90歳の長寿を全うする。
南蘋派の熊斐に学んだ松林瑶江に師事し、諸国を行脚して諸派の画風を取り入れながら画境を深めた。特に50歳の諸国遊歴は、北は松前から西は長崎に及び6年の長期に亘り、文化紀行という旅行記を記す。当山の所蔵の涅槃図はその代表作と言える名品。元来は法蓮寺の什物で、同寺の廃寺により当山に安置される。
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