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東園寺所蔵書画

草山祖芳禅師 「喝似雷奔」

草山祖芳禅師 「喝似雷奔」
草山祖芳禅師(1722~1806)号は樹下堂、漢興など。
京都の人。5歳で父を喪い、元文元年(1736)雑華院の古篆楚琳の下で得度、梁山元旨の下で修行し、その法を嗣ぐ。祖芳は峻厳にして孤高な人で、母の世話をしながら東山に寓居していた頃、祖芳が生活困窮している事を聞いた無着道忠が支援を申し出ると、これを断り絶交したとの逸話がある。また、白隠の弟子である斯経と指津の勧めで松蔭寺に赴き白隠と問答するも、白隠相手に一歩も退かず、ついに問答は寅の刻(4時)より午の刻(12時)まで至り、白隠禅師が昼食を勧めると祖芳は袖を振り払って京へ帰り、前述の白隠の弟子に「白隠を打ち破った!」と述べた。晩年は妙心寺山内瓊琳院(廃寺)、雑華院に住職した。瓊琳院に住持した時代には、書架を設け日々読書したという。祖芳は生前には前堂職の法階を得ておらず、追贈されている。著書の『樹下散稿』には妙心寺開山無相大師の伝が所載されているそうだが、祖芳の家風というものは、まさに開山大師の遺風を継いでいるかのようである。

※前述の通り、祖芳禅師は前堂職の法階すら得ていない禅僧であるが、尊意を以て禅師と記述致しました。
 
東園寺 所蔵書画

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東園寺 中興開山

東園寺の中興開山である曹源祖水和尚(そうげんそすいおしょう)についてのお話がご覧いただけます。

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