古梁紹岷禅師「山水画賛」
画賛共に古梁禅師。
「誰云畫拙 画拙意殊真 一揮山水裏 寓得万精神僊臺 古梁」
誰かが南山の画を貶したのだろうか?しかし禅僧の画には単なる風景画とは異なる精神が宿っているのである。
「誰云畫拙 画拙意殊真 一揮山水裏 寓得万精神僊臺 古梁」
誰かが南山の画を貶したのだろうか?しかし禅僧の画には単なる風景画とは異なる精神が宿っているのである。
古梁紹岷禅師は南山の名で親しまれる。宝暦6年(1756)相模国生まれ。
寛政5年(1793)仙台瑞鳳寺に住山。文化6年(1809)本山妙心寺に視篆式を行い紫衣を賜る。文政4年(1821)には覚範寺を兼務、天保元年(1830)、75歳で瑞鳳寺住職を退任、同寺山内の雄心院(廃寺)に隠棲。天保10年(1839)雄心院にて遷化。世寿84歳。遺命により閖上沖で水葬された。
東洋や梅関等との交流も盛んで、当時の仙台文化サロンの中心的な人物と言える。