香国道蓮禅師「寿 置き字」
寿 長く日月を将て天眼と為し、須弥を指出して壽山と作す。
如浄録に見える言葉のようである。點鐵集には「常に日月を将て~」とある。時空を超越したところに本当の寿があるということだろう。
如浄録に見える言葉のようである。點鐵集には「常に日月を将て~」とある。時空を超越したところに本当の寿があるということだろう。
香国道蓮禅師(1652~1723)は仙台大年寺六世。慧林性機禅師より法を嗣ぐ。正徳五年吉村公の命により大年寺に晋山。享保四年(1719)綱村公の逝去にあって霊柩を奉じ大年寺に帰山している。唐音に通じ、荻生徂徠とも交流があった。享保八年八月六日示寂。世寿七十二。