鈴木大拙居士「扇面 Be just&fear not」
鈴木大拙居士(1870~1966)は本名を鈴木貞太郎といい、海外では D. T. Suzuki (Daisetsu Teitaro Suzuki)の名で知られる。石川県金沢市本多町に、旧金沢藩藩医の四男として生まれる。東京専門学校を経て、帝国大学選科に学び、在学中に鎌倉円覚寺の今北洪川老師、釈宗演老師に参禅、宗演老師より大拙の居士号を受ける
1897年に釈宗演の選を受け渡米、東洋学者ポール・ケーラスの経営する出版社オープン・コート社で東洋学関係の書籍の出版に当たると共に、英訳『大乗起信論』(1900年)や『大乗仏教概論』(英文)など、禅についての著作を英語で著し、禅文化ならびに仏教文化を海外に広くしらしめた。
作品は扇面の台貼表装としたもの。「Be just&fear not」はシェイクスピアの言葉で、新渡戸稲造(1862~1933)も『自警録』に引いている。一般的な翻訳は「正を守りて恐るることなかれ」「正しくあれ、恐れるなかれ。」
1897年に釈宗演の選を受け渡米、東洋学者ポール・ケーラスの経営する出版社オープン・コート社で東洋学関係の書籍の出版に当たると共に、英訳『大乗起信論』(1900年)や『大乗仏教概論』(英文)など、禅についての著作を英語で著し、禅文化ならびに仏教文化を海外に広くしらしめた。
作品は扇面の台貼表装としたもの。「Be just&fear not」はシェイクスピアの言葉で、新渡戸稲造(1862~1933)も『自警録』に引いている。一般的な翻訳は「正を守りて恐るることなかれ」「正しくあれ、恐れるなかれ。」