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東園寺所蔵書画

桂洲道倫禅師着賛「蜆子和尚画賛」

桂洲道倫禅師着賛「蜆子和尚画賛」

左揚蜆子右提
撈波嗣洞山法
軽蔑釈迦這風
顛漢是佛是
魔  
天龍八十翁桂洲題

左に蜆子を揚げ、右に撈波を提ぐ
洞山の法を嗣ぎ、釈迦を軽蔑す
這(こ)の風顛漢、是佛か、是魔か。
    
天龍八十翁桂洲題す

蜆子和尚は唐末の人。賛にもある通り、洞山良价の法嗣。居住定まらず、逐日河岸に鰕蜆をとって食し、夜は東山白馬廟などの紙銭中に入って眠るので、蜆子和尚と呼ばれた。弟子に猪頭(ちょとう)和尚がいる
 賛は「左に蜆子を揚げ、右に魚を捕まえる小網を提げているこの和尚、洞山禅師の法を嗣ぎながら、不殺生戒を犯し釈尊の教えを軽んじている。この風顛漢(ふうてんかん 狂人の意)は、覚れる者か、俗物か。」
 は「人を叱ったり、注意を促す時に発する大声。また笑う様。」(禅語辞典)で、賛等の語尾に置かれる文字。自らの文字表現を自ら冷笑かのようなニュアンスを小衲は感じるが如何?
 蜆子和尚の如き自由人が禅で重んじられた背景には、禅に帰依した者たちが世の重責を担う階級に集中しており、斯様な人たちが精神的にも身体的にも大きな束縛の中で生活していたからに他ならない。大名や武士等何らかの重荷を背負った人々に、禅門の画賛は解放感とつかの間の心の安寧を与えていたのだろう。
 賛を着けた桂洲道倫禅師(1714~1794)は天龍寺221世、京都の人。室号は来鳳軒、含旭亭等。京都延慶庵の雲崖について出家、ついで法常寺の大道文可に参じて、延慶庵を嗣ぐ。宝暦3年(1753)天龍寺西堂、安永6年(1777)天龍寺に視篆し221世となる。世寿81歳。主著に『諸録俗語解』がある。
画の作者は不明

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