龍渓性潜禅師 「片雲孤鶴無物繋云々」
片雲孤鶴無物繋
南北東西任雲行
己酉冬
檗林龍渓書
「片雲孤鶴物として繋がるる無し。南北東西運に任せて行く」
己酉は寛文九年(1669)で、龍渓禅師が大阪において津波で遷化される前年。 紫衣事件後の混乱や黄檗派来朝の因縁によって、妙心寺派と袂を分かつことに なった龍渓禅師、達観した言葉に禅師の心中が感じられる作品である。 龍渓禅 師については作品№32をご参照ください。
南北東西任雲行
己酉冬
檗林龍渓書
「片雲孤鶴物として繋がるる無し。南北東西運に任せて行く」
己酉は寛文九年(1669)で、龍渓禅師が大阪において津波で遷化される前年。 紫衣事件後の混乱や黄檗派来朝の因縁によって、妙心寺派と袂を分かつことに なった龍渓禅師、達観した言葉に禅師の心中が感じられる作品である。 龍渓禅 師については作品№32をご参照ください。