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法螺貝 住職の法話

平成二十六年一月発行

「松樹千年の翠」

一月十日は臨済忌。臨済宗の宗祖である唐代の禅僧臨済義玄(慧照)禅師のご命日です。「臨済の喝 徳山の棒」~臨済禅師は一喝、徳山禅師は棒で打って弟子を鍛える~と称される豪放な臨済禅師。その家風を受け継ぐ臨済宗は「臨済痛快 曹洞細密」と言われます。さて臨済宗寺院である当山、皆様のイメージは如何でしょうか?痛快ですか?
 まったく話は変わりますが、臨済禅師は修行時代に、寺の景観を整え、後代の修行僧の道しるべとして松を植えたという逸話が残されます。これを模して臨済忌に松を植える寺院があるそうです。
 当山の山号は「松巌山」。四季を通じて翠を湛え、荒涼たる巌谷に根をおろす松樹は、禅宗のシンボルとも言える樹木です。
「松樹千年の翠 時の人の意に入らず」
 しかしながら、俗人にとって松樹はあまりにも地味…。
「牡丹一日の紅 滿城の公子酔う」
やはり世の中でチヤホヤされるのは牡丹や桜などの花木。
しかし、厳寒の冬、雪の中に孤高にたたずむ松樹を見ると、心洗われ励まされます。実に人生はコツコツと不断の努力を重ねることが何よりも大切であると、松樹に訓戒されるような気になるものです。
さあ、本年も心穏やかに日々精進致しましょう!
(追白)
同じように松と花木を対比した詩に「 松樹千年なるも 終に是れ朽ち 槿花(きんか)一日なるも 自ら栄を為す」があります。 
長生きの松とていつかは朽ち果てる。それよりは一瞬でも輝きのある牡丹のような生き方も良いではないか!諸行無常、人生の長短など宇宙のような永久の命に比べたらつまらぬもの。人生楽しく生きようじゃないか!

こちらの方は、ここ二代続けて短命である東園寺住職の家風にぴったりかも…。いやいや小衲は長生きしてやる!

 

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