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法螺貝 住職の法話

平成二十六年十二月発行

「十二月八日は成道会(じょうどうえ)」

 十二月八日は成道会、お釈迦様がお悟りになった日であると日本の仏教では信じられています。
現在のインドとネパールの国境辺りの小国釈迦族に、スッドダーナ王の嫡男として誕生したゴータマ・シッダールタ王子、生後七日目に母を喪います。母の姉妹であるマハー・プラジャパティに慈育され、王子という立場からも物質的には何不自由なく成長されたゴータマ王子でしたが、言い知れぬ空虚感、そして死に対する恐怖から二十九歳で出家の道に進まれたのであります。  
 お釈迦様の出家の動機として有名なものに四門出遊があります。少年時代から厭世的兆候が見られたゴータマ王子に対し、父王は無常観を抱かせるような事物を見聞しないよう家臣に厳命していました。ゴータマ王子は大病を患った人、老人、そして葬送儀礼などに出会わぬようにして成人してしまったのです。 四門出遊は王子が城の東門から外出した際に病人、南門から出た際に老人に、西門から外出した際に葬列に出くわして老病死の苦を感得し、北門から出かけた際に修行者と出逢い、その威容に心打たれて出家の決意を固くしたというものです。
 このお話については二十九歳まで老人や病人を見ずに成長したのかという疑問点がありますが、言わばお釈迦様の少年から青年期に至るまでの老病死に対する苦悩を象徴的に描いていることなのだと理解すれば良いでしょう。ともかくお釈迦様は誰でも経験し、そして逃れがたい「老い」「病」「死」という恐怖から出家され、それを克服されたのが成道ということなのです。  
 しかし、当然ながら人間であるお釈迦様は老い、病み、そして死から逃れられたわけではありません。しかし最期の床まで法を説き続けたお釈迦様のお姿に死の克服を感ずるのです。



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