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法螺貝 住職の法話

平成二十七年十二月発行

成道会~お釈迦様のお悟り

 十二月八日はお釈迦様がお悟りになられた日であると日本の仏教では信じられています。全国の臨済宗の専門道場ではこれにちなんで臘八大接心が勤められています。臘八の臘は旧暦十二月の異称ですから釈尊成道の日である十二月八日を歴々と表したネーミングですね。
 小衲も臨済宗僧侶の端くれですので、当然ながらこの臘八大接心を行じています。臘八なのだから十二月八日だけ行えば良いようなものなのですが、これが十二月一日から八日までを一日と見做して行われます。まあ、通常の接心も基本的に一週間ですのでそう違いはありませんが、臘八は他の接心よりも坐る時間も長いし老師との禅問答の回数も多いので、何とも言えぬ緊張感がありました。
 しかし、跡取り息子の嫌々修行の常として、高ぶる願心に支えられて接心に臨んだワケでは無く、この最悪な一週間がなるべく無事に過ぎ去ることを念じながら、時を過ごしていました。今思えば本当にお恥ずかしい限りです。当時はたくさんの良縁を頂戴して修行をしている等とは思いもせぬ事でした。
 小衲がそれなりに無心になって坐禅に取り組んだのは僧堂二年目の春から…。先住和尚の大病がきっかけでした。
向上心というものはお釈迦様でも教えることが出来ないと言いますが本当にそうです。人間が生まれ生きていくことの不思議さや、今体験している時間の大切さは理屈では誰もが知っていても、それを肚で感じ、それを活かすことは簡単なことではありません。悟りとまでは言わずとも、大きな目標をつかむ為には時節因縁をおろそかにしてはいけませんね。

東園寺住職 千坂成也 合掌


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