平成二十九年十二月発行
「成道会〜お釈迦様お悟りの日」
12月8日はお釈迦様お悟りの日〜成道会(じょうどうえ)です。29歳で老病死に対する恐怖から逃れる為に修行者となられたお釈迦様は6年にわたる難行苦行の後に35歳で悟りを開かれブッダとなります。
「色空明暗、ことごとく微妙の法門を宣べ、蠢動含霊(しゅんどうがんれい)、共に智慧徳相を証せしめたまわらんこと。」
これはお釈迦様の成道をお祝いする法要で読まれる回向(お経の功徳を法要の対象に回らし向ける言葉。)です。色(物質的なもの)と空(ものには固定的実体が無いという立場)や、明と暗というように対立して見えるこの世の中のものすべてはそれぞれ深い真理を説いている。生きとし生けるものがこれに気付き、本来の自己を見つめて、お釈迦様のような智慧と徳ある姿にたどり着けますようにという願いが表されています。
私達自身が心を開けば、素晴らしい教えやかけがえの無い縁が身の回りに溢れています。せっかく人として生まれてきた私達。自らの現状に甘んじることなく、それぞれの可能性を信じて精進に勤めなければ勿体無い!仕事でも趣味でも向上の一歩を進めることこそが幸福への一歩となるのです。
さあ!日々鍛錬!